田舎教師ときどき都会教師
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朝井リョウ 著『時をかけるゆとり』より。著者の6年生のときの担任、素晴らしいってよ。
ひたすら日記を書き続けていた小学六年生の私にとって、世界でたったひとりの読者は当時の担任の先生だった。毎日提出する日記に返ってくる一言コメントが、唯一の感想だったのだ。まるでどこかで連載をしているプロになったかのような勘違いを、私は精一杯楽しんでいた。(朝井リョウ『時をかけるゆとり』文春文庫、2014)…