汐見稔幸 編著『学校とは何か』より。公立の学校のおもしろさは、世界に一番近い状態にあるというところ。

教育は歴史的に古くからあったのですが、本書でも先に述べたように(73ページ参照)、全てはすぐれた師を見つけ、弟子入りを願い、許されて教えを請う関係に入る形で行われてきました。 ところが現代の学校は異なります。教員は、教える方法のプロですが、教える内容のプロではないのです。教える内容に迫力がどうしても…