山内聖子 著『夜ふけの酒評』より。読むと、呑みたくなる。

私にとって日本酒とは、飲むとホッとして肩の力が抜け、ゆっくりと日が沈むように、酔いが下へ下へと降りていくお酒です。 ところが、「AKABU 純米吟醸」を飲むと、一瞬、上半身がふっと5ミリ浮く、気がします。 もちろん、この酒も日本酒特有の肩の力が抜ける飲み心地はありますが、いつまでもフワフワと浮遊しているみ…