俵万智 著『ある日、カルカッタ』より。ニコッてしたら、ニコッてされる。

つたない英語で、孤児院の子どもたちに帽子をかぶせてあげたときの話などをすると、マザーはとても喜んでくださり、「そうでしょう、かわいいでしょう、あの子たち。また、行ってやってください」とにっこり。 限られた時間のなかでのインタビューだったが、最後にした質問への答えが、ずっしりと心に残った。「マザー、な…