田舎教師ときどき都会教師
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中村文則 著『去年の冬、きみと別れ』より。読んだ人全員、ダマされる。
きみから目を離す。その時のきみの安全を、僕は保障できない。きみの生活、そこには、僕の知覚できないきみが毎秒毎秒存在し続けている。なぜ愛する人を目の前にして、僕達はその一部しか認識できないのだろう。・・・・・・僕は、もうそんなことを思うようになっていたんだ。(中村文則『去年の冬、きみと別れ』幻冬舎文庫、201…