若林正恭 著『ナナメの夕暮れ』より。夕暮れと朝焼けは似ている。

親父が死んでから、自意識と自己顕示欲の質量が急激に減った感覚があった。 そして、 ”会いたい人にもう会えない” という絶対的な事実が ”会う” ということの価値を急激に高めた。 誰と会ったか、と、誰と合ったか。 俺はもうほとんど人生は ”合う人に会う” ってことで良いんじゃないかって思った。(若林正恭『ナナメの夕…