出口治明、鹿島茂 著『世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵』より。コロナ禍を奇貨として、教育に劇的ビフォアーアフターを。

鹿島 このコロナ禍で僕が一番困ったなと思っているのが、留学にしろ旅行にしろ、海外に行けないから、自分の価値観がひっくり返るような体験をできなくなっていることです。僕は大学でいつも言っているんですが、一つしか知らないと何も生まれない。比べるものがあって初めて、何かを考えたり、発想することができるからで…