日垣隆 著『信州教育解体新書』より。外から見ると、内部であたりまえと思っていることも、相対化して眺めることができる。

授業が始まってからが、また驚いた。四〇人ほどの参観者たちが、いっせいにメモをとりだしたのだ。ものすごく熱心にメモの手を走らせる。どうしてあんなにいっぱい、メモすることが存在するのだろうか。たいした授業では決してない。マンガでも描いているのかもしれない。一時間くらいのあんな授業のポイントくらい、覚え…