本庶佑 著『幸福感に関する生物学的随想』より。幸福感を高め、免疫力を高め、コロナクルナ。

幸福感も相対的な感覚に基礎を置いていることを考えるならば、安定した状態の中での差を認識することが永続的な幸福を保証するものではないかと思われる。つまり、不快感のない安らかな心の状態に達した上で、時折の軽い不快感によってそのありがたみを確認し、時折の快感刺激によって人生の楽しみを実感することができれ…