猪瀬直樹 著『突破する力』より。何を言ったかではなく、誰が言ったか。希望も病床も、つくるものである。

道路公団民営化で僕がいわれなきバッシングを受けていたとき、彼から連絡があり、久しぶりに会うことになりました。そのとき、彼は僕に西郷隆盛の『南洲翁遺訓』をそっと手渡した。そこには次のような一節が書いてありました。「道を行う者は、天下挙て毀るも足らざるとせず、天下挙て誉るも足れりとせざるは、自ら信ずる…