岩田健太郎 著『ワインは毒か、薬か。』より。目次を見ると読みたくなり、読むとワインを飲みたくなる一冊。

ぼく自身はこの「たばことアルコールはどっちがより悪いか」という問題についてはたぶん、どっこいどっこいだと思っている。微細な差はあるのかもしれないけれど、そんな「比較」は不毛な議論だとすら思う。健康への悪影響がある点、社会的に問題がある点においてはどちらも変わりがないか、大きな違いはない。ただ、喫煙…