畠山重篤 著『牡蠣とトランク』より。森は海の恋人。国会は森、学校は海。国会審議、しっかりと!

漁民の眼で河口から上流まで俯瞰してみると、じつにさまざまな問題が横たわっていた。 漁民だけの努力で解決できるようなことではない。 そこで県や大学にも相談してみた。返ってくる答えはいつも同じであった。「私の担当ではありません」 役所の仕組みも学門の世界も細分化していて、全体を通してものごとを思考できなく…