内田樹、内田るん 著『街場の親子論』より。かわいい子には旅をさせよ → 待てば海路の日和あり。

家族の絆はつねにこの「変化するな」という威圧的な命令を含意しています。だから、若い人たちは成熟を願うと、どこかで家族の絆を諦めるしかない。子どもの成熟と家族の絆はトレードオフなんです。「かわいい子には旅をさせろ」と言うじゃないですか。(内田樹、内田るん『街場の親子論』中公新書ラクレ、2020) こんにち…