若狭蔵之助 著『子どもと学級』より。自由からの逃走。歴史は繰り返す。

彼らは、身近な自然や社会にはたらきかけ、そこに興味を見出し、それを書いていくことに慣れていない。彼らはつねに、彼らの内からではなく外から課題を与えられてきた。したがって、彼らに課題を与えてきた教科書やドリル帳やプリントを取り除かれると、よりどころを失って不安に陥り、キョロキョロと周囲を見まわすしか…