見田宗介 著『社会学入門』より。ただ「生きられた」時間を、毎日の生活の中に確保すること。

バザールだけでなくてたとえばバスを待つみたいな時間でも、田舎だったら「午前」に一本、「午後」に一本くるというバスを日だまりで待っているうちに、ペルーでこちらが日本人ならフジモリ大統領に似ているとか似ていないとかいう話題で、すぐにみんなで盛り上がってしまう。バスを待つ時間は、無駄だという感覚はなくて…