為末大 著『走る哲学』より。夢中は自由の中にしかない、だとすると……。

何かを達成したアスリートの足跡を見て、それが努力の集積に見えてしまいがちだが、ほとんどの場合それらは夢中の結果である。だから努力は本質ではない。努力は夢中の副産物。 最もやってはならないのは夢中の子どもに、夢中の仕方を押し付ける事である。夢中は自由の中にしかない。 (為末大『走る哲学』扶桑社新書、201…