コトバノチカラ

久々にお会いした。 それほど親しくはなかったのだけど、僕は覚えていた。忘れることはできなかった。 「えっ?他に誰居たっけ?」 結構自分では目立つ方だと思っていたのだけど、僕の思い出は薄いようだった。 「あ~なんとなくだけどあのクラスね。そっか」 「あの時必死だったんだよね。だから生徒より自分の事でいっぱ…