『ダンス・ダンス・ダンス』:村上春樹【感想】|喪失の物語が向かう先は・・・

「羊を巡る冒険」から四年後の「僕」の物語。「風の歌を聴け」から始まり「1973年のピンボール」、「羊を巡る冒険」を三部作と言うなら、「ダンス・ダンス・ダンス」の位置付けは難しい。四部作としてカウントすべきなのでしょうか。ただ、鼠を付けると「鼠三部作」となります。数え方は、特に作品に何らかの影響を及ぼす…