『傲慢と善良』:辻村深月【感想】|圧倒的な”恋愛”小説

圧倒的な恋愛小説でありながら、タイトルは「傲慢と善良」です。どのような内容か気になってしまいます。純粋な感情として恋愛を描くのであれば、善良はあっても傲慢はありません。しかし、著者は人の心の奥底を描きます。人を形成した過去まで含めて、心の機微を描きます。心の奥底を覗けば、恋愛にも傲慢が含まれている…