『飛騨忍法帖』:山田風太郎【感想】|一人の女に殉じた飛騨忍者の凄絶

こんにちは。本日は、1960年に発表された、山田風太郎氏の忍法帖シリーズ「飛騨忍法帖」の紹介です。 舞台は幕末。主人公「乗鞍丞馬」は飛騨幻法を使う忍者です。幕末の近代化の中で忍者はどこまで存在感があるのでしょうか。忍術の圧倒的な強さと近代兵器の戦いです。 物語は、丞馬の主人であり、美也の夫でもある「宗像…