晴耕雨読で生きる
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『線は、僕を描く』:砥上 裕將【感想】|「線」の芸術が、「僕」を救う
こんにちは。本日は、2020年本屋大賞第3位、砥上 裕將 著「線は、僕を描く」の感想です。 水墨画を題材にした芸術小説の一面に加え、青春小説の一面もあります。恋愛を中心とした青春小説ではなく、主人公「青山霜介」の喪失と再生の物語です。著者の砥上裕將氏は水墨画家なので、作中で描かれる水墨画の表現は印象的で豊…