『夜行』:森見登美彦【感想】|彼女はまだ、あの夜の中にいる

こんにちは。本日は、2017年本屋大賞8位、森見登美彦氏の「夜行」の感想です。 ファンタジーの要素を軸にしていますが、ホラーに近い部分もあります。単行本の表紙からは想像出来ない怖さを含んだ小説です。徐々に空気が重くなり、圧迫されていくような息苦しさを感じます。 「第一夜 尾道」から「最終夜 鞍馬」までの5…