高橋ユキ『つけびの村』感想〜平成の八つ墓村実話ルポに現れる 「10年後に話す真相」のリアリティラインの眩暈

つけびして 煙り喜ぶ 田舎者 本書は2013年に山口県にあるわずか12人の住民のうち、限界集落で一夜にして五人が殺害された山口連続殺人放火事件の核心に迫るルポタージュである。 焼失した女性A宅の隣家には、「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」と白い紙に毛筆のようなもので川柳が記された貼り紙があり、県警は7月22日午後、…