二度目の涙は。

あるテスト返却日の夕方、塾の自動ドアが開いた。 そこには下を向いた生徒が立っていた。 塾に入ってくるなり、俺の目を見て泣き出した。 中学3年の小柄な女子が、声を漏らさないように泣いている。 おい、どうしたんだ? そう聞いても、何も答えないで泣いている。 テストの結果が悪かったのか? そう聞くと、泣き声が大…