拝啓、空の彼方のあなたへ
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コトバ -最後の我儘-
それは 彼がいなくなり 間もなくの事だった 小さな 丸いお菓子を全部食べたら 彼のところに行ける という夢を見た 手元を見ると 半分程を食べた そのお菓子があった あと残り半分を食べれば 彼のところに行けるんだ そう思って 私は そのお菓子を見つめていた それは 死など 不吉な意味はなく ただ 彼の側に行けるというも…