もしもの世界をみつけることが出来なかった私たち

あなたへ 俺ね、今の自分、好きなんだ あの子がそう話してくれたのは、 あの子の将来の夢について話し合っていた時のことでした。 今の自分がいるのは、 お父さんが此処にいないからなのだと、 あの子のそんな話に、 辛く、悲しく思いながらも、 私は、惹きつけられるように、耳を傾けました。 もしも、お父さんが生きてい…