KANATA 1

※※※ これは、ずっと、ずっと先の、未来のお話。 亡き夫の分まで生きて、 おばあちゃんになりたいという、 私の夢が叶った先の物語です。 ※※※ あなたへ あなたを見送ってから、 これまでの日々のことを振り返っていました。 あの日から、私の歩むスピードは、随分と、ゆっくりでしたが、幸せのカケラを、ひとつ、ひとつ拾い…