あの子が100歳になる日まで

あなたへ じいちゃんと、 お父さんと、 お母さんのばあちゃんと、 じいちゃん。 4本の指を折り、やがて、 ため息を吐き出したのは、先日のあの子でした。 4人。 これは、あの子が向き合った、 そちら側へ見送らなければならなかった人の数です。 ねぇ、俺、多過ぎない? あの子のこんな声に、言葉が詰まりました。 思えば…