あの子のサンタクロース

あなたへ どんなに遠くに離れていても、 あの子が幾つになっても、 私はあの子のサンタクロースであり続けたい。 だってあの子は、幾つになっても私たちの良い子だもの。 ふとこんなことを考えたのは、 少しずつ寒さを感じられるようになった頃のことでした。 クリスマスムードに包まれた賑やかな景色を見つめながら、 私…