知らない筈の記憶

あなたへ 何気なくキャラメルをひとつ、口へと放り込めば、 不意に聞こえて来たような、或いは蘇ったような、 そんな不思議な感覚の中で捉えたのは、あなたの声でした。 本当にキャラメルが好きだねって。 懐かしさから、なんとなくキャラメルを買ったあの日から、 キャラメルに嵌り、遂には常備品となって行きましたが、 …