拝啓、空の彼方のあなたへ
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亡き夫と過ごした7日間 31
孤児院の礼拝堂は、午前の光に包まれていた。 子どもたちの朗読する声が、控えめに反響している。 扉の陰からそっと覗くと、 黒い簡素なドレスに身を包んだ若い女性が、子どもたちの前に立っていた。 声を荒げることなく、しかし一言一言がしっかりと届く話し方だった。 終わりの合図があると、子どもたちはぱっと散ってい…