拝啓、空の彼方のあなたへ
id:emiblog8
亡き夫と過ごした7日間 35
ゴリラの人の前々世の話を聞き終えた私たちは、暫く言葉も出なかった。 ただ静かにその余韻に浸っていた。 「家も財産も、奥さんに置いて行くって、凄いよね。 折角、そこまでになったのに、手放すのって、勇気が入ることだよね。」 やがて、口を開いたのは、あの子だった。 『そうだね。普通は躊躇するのかも知れない。 …