拝啓、空の彼方のあなたへ
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亡き夫と過ごした7日間 40
チーーーン いつも通り、おりんを鳴らす夫の姿をあの子と2人で見守れば、 夫の身体が一瞬、七色に輝くと、ほんの少しだけ、身体が透けて見えたのは、 夫が物質化されてから7日目の朝だった。 思わずあの子と顔を見合わせたものの、 私たちは、何も言葉にはしないままに、いつも通りの朝を過ごした。 3人で朝のコーヒータイ…