難民たちの船は民主主義という「不確かな海」を漂流する:植田かもめ | 未翻訳本から読む世界 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

いまや世界の100人に1人が「難民」と言われている。すでに欧州各国では難民と隣り合わせの生活が営まれているが、彼ら難民と一般市民の間を隔てる壁は、民主主義の「試練」としてわれわれの前に現れる。エジプト・カイロ出身、アメリカ在住の若き小説家が最新作を通して訴える「排除と分断」を超えた先にあるものとは。