評伝 関寛斎 1830-1912――極寒の地に一身を捧げた老医

佐倉順天堂に学んで医師として頭角を現し、徳島藩典医に抜擢されるも、惜しげもなくその地位を去り、一介の町医者として市井の人びとに尽くす。さらに晩年には、平等社会の実現を志して、北海道・陸別の極寒の原野の開拓に身を投じた無私の人、関寛斎(1830-1912)。徳冨蘆花、司馬遼太郎らも注目したその波瀾の生涯と不屈…