十二国記『風の海 迷宮の岸』の感想を好き勝手に語る【小野不由美】

──迷いがあった。どこかで自分が自分以外のものであることを、信じきれていなかった。 (引用:風の海 迷宮の岸 P252/小野不由美) 小野不由美の十二国記シリーズ『風の海 迷宮の岸』の感想を語っていく。 『風の海 迷宮の岸』から読めばすっきりした読了感が味わえるし、シリーズの序章である『魔性の子』から続けて読めば…