類は類を呼ぶ

相変わらず、いびきの爺さんは早起きである。 部屋の電気がつく前から、暇つぶしに看護婦と話している。 まだ、みんな寝ているからと看護婦さんが言うと、 そんなの気にしなくていいと答えていた、 性格のボロい爺さんである。 この爺さんの元に二人の婆さんが見舞いに来た。 一人は嫁さんで、一人は爺さんの妹である。 ま…