『独り言の多い博物館』標野凪 | 幻冬舎

新たな一歩を踏み出すために。大切な何かを取り戻すために。思い出の品、お預かりします。丘の上にある古いレンガの「別れの博物館」。さまざまな想いを抱えた人々が、今日も博物館を訪れます。「別れの博物館」収蔵物リスト館長の<数>、喫茶店に飾られていた<額>、帽子作家の<針>、手話ボランティアの<耳>、数学…