『浴室』/ジャン=フィリップ・トゥーサン

優雅でひねくれ、神経症的なのにウェットさがない独特の文体が魅力の長編。ミニマルで前衛的、ストーリー性はほとんどなく、どこまでも軽やかなトゥーサンの特徴が端的に表れた一作