『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』/乗代雄介

「オリジナリティとは何か」とは古典的な問いだが、本書の乗代は自身の体験をベースに挑発的な筆致で主張を打ち出しているところが魅力的だ。表現者とは皆、外部の影響を合成した「キメラ」でしかない。全てが外から来たことを自覚し、不格好さを抱えたまま書け