いっちの1000字読書感想文
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『母影』尾崎世界観(著)の感想【純粋で繊細な言語感覚】(芥川賞候補)
純粋で繊細な言語感覚 主人公は、小学校低学年と思われる女の子です。 女の子の視点で語られるので、文章は柔らかく、読みやすいです。 部屋を区切るカーテンの手前で、主人公は、カーテンに映る影を見ています。 カーテンの向こう側では、母親はマッサージの仕事をしています。 主人公の言葉で言うなら、 またお母さんが…