『書きあぐねている人のための小説入門』保坂和志(著)の感想②【感傷的な小説は害悪か】

感傷的な小説は害悪か 感想①はこちらです。 感傷的な作品について、保坂さんはネガティブにとらえています。 感傷的な文章やストーリーで書かれた小説は、ひたすら深刻なことばかりが書き連ねられている手記と同じようにベストセラーになることが多いけれど、それらがベストセラーになる理由は、「読者が成熟していないか…