いっちの1000字読書感想文
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『マジックミラー』千葉雅也(著)の感想【いつか必ず失われる姿】(川端康成文学賞受賞)
いつか必ず失われる姿 マジックミラーは、男性同士の性的交流の場(ハッテン場)の入り口に置かれています。 狭い玄関だった。例によって正面にマジックミラーとスリットがある。どこのハッテン場でも同じだ。 主人公は、新宿二丁目のバーで、過去の出来事を思い出しています。初めてハッテン場に行った大学生の頃から、20…