『ブラックボックス』砂川文次(著)の感想【どこか遠くに行きたい】(芥川賞受賞)

どこか遠くに行きたい 28歳の主人公は、メッセンジャーとして働いています。 メッセンジャーとは、都心を自転車で走り回り、配達物を届る仕事です。 主人公は、一日の走行距離が100キロを超える日が続き、転倒してしまいます。 この仕事は食わないと死ぬ。二回目はない。 事故で働けなくなっても、会社は保障してくれませ…