『MISSING 失われているもの』村上龍(著)の感想①【私小説的小説】

私小説的小説 金原ひとみさんが、 『文藝 2022年秋季号』の 「私小説的小説10」 で本書を選んでいたので、私小説に近い小説として読みました。 実際、私小説に近いと感じました。例えば、 主人公が、佐世保市出身の小説家 章のタイトルに「ブルー」があり、デビュー前のことが記載(デビュー作『限りなく透明に近いブルー…