『屍者の帝国』伊藤計劃・円城塔/死者の祈りと生者の傲慢

伊藤計劃が執筆途中に他界、その意思を受け継ぎ円城塔が完成させた本作品。 『ハーモニー』を遺作と捉えるべきか、本作品を遺作と捉えるべきか。 ただ、『虐殺器官』で罪について問い、『ハーモニー』で完璧な福祉社会に疑問符を残し、死を間際に控えた伊藤計劃が死を題材にした本作品『屍者の帝国』に着筆したのには、ど…