短歌習作(14)たましひと社会のあわひを黴させる結露のやうだ生きづらさとは

// 夕食後毎度の不安工芸茶の開花も待てず流し込むデパス 親兄弟でも医者でもない 「死にたい」にかける言葉すら持てはしない 心因の動悸は波形を乱さずに安静時のままおまへを揺さぶる 生きる価値ないのに生きてゐるんです ※周知の事実のやうに真顔で 涙未満呻吟以上のみずうみにおまへは毎夜溺れているのか 贄のやう一度…