それは、心の奥底の繊細な部分に触れてきて。「はじめてのひと」が、素晴らしい

谷川史子の作品は、いつも僕の心の琴線に触れてくる。 心を鷲掴みにしてくるような作品も好きですが、谷川史子の作品は、優しく心の奥底の繊細な部分に触れてきます。 それはまるで、傷を優しく撫でるように。 そんなポエミーな文章が恥ずかしくないくらい、この作品は素晴らしい。 描かれる短編どれもが心に響いてきて、…