霞ヶ関官僚が読む本 今に通じる「組織の人間関係論」 旧日本軍にみる「上司と部下」とは

組織に属し部下ができれば、マネジメント能力やリーダーシップが問われ始める。その中身は洋の東西や組織の風土等により異なるが、旧日本軍の「統帥」は、江戸期以来の武家の伝統を引き継ぐ面もあり、日本型組織の原型を想起させて興味深い。旧日本軍の「統帥」の要諦は、「指揮官は大方針を示し実務は有能な部下に任せる…