米価は歴史的な低水準

 先週、農水省が発表した9月の米価は、ついに1万3000円を大きく割り込んで1万2481円になった。消費増税を含む物価全体の上昇を考慮すると、実質米価は、底なし沼のように下げつづけ、いまや戦後の歴史的な低水準にある。  こうした事態になったのに、政府には危機感がない。いわゆるナラシ対策で充分だといって、他人…